- 法律雑学 - ものごとの根拠を探ります.                   (やっしー)
by yoridocoro
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
カテゴリ
法律雑学
雑学
以前の記事
2016年 08月
2015年 09月
2015年 06月
2014年 09月
2014年 04月
2013年 09月
2013年 07月
2013年 05月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 06月
2012年 05月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 07月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
お気に入りブログ
学術系ブログの情報サイト
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


交通違反と逮捕

道路交通法違反。
交通違反のうちで軽いものについては、反則行為として、郵便局から反則金を納めればそれで済む(刑事裁判での処罰がなされない)ことも多いところです。
(例えば、29キロまでの速度超過など.)

しかし、時には、ちょっとした(と思えるような)交通違反で逮捕されることがあります。

「市道交差点で乗用車を一時停止しなかった」という指定場所一時不停止の容疑で、現行犯逮捕。
(2016年1月3日産経新聞.)
「携帯電話の画像を注視しながら、普通乗用車を運転した」という携帯電話使用等の容疑で、通常逮捕。
(2015年5月7日埼玉新聞.)
など。


一つ条文を。国家公安委員会規則にはこのような定めがあります。
「交通法令違反事件の捜査を行うに当たつては、事案の特性にかんがみ、犯罪事実を現認した場合であつても、逃亡その他の特別の事情がある場合のほか、被疑者の逮捕を行わないようにしなければならない。」
(犯罪捜査規範219条.)


ただ、指定場所一時不停止や、自動車運転中の携帯電話使用は、通例数千円の反則金処理となる反則行為ではありますが、いずれも法定刑が定められた犯罪です。
  指定場所一時不停止の法定刑:「3月以下の懲役又は5万円以下の罰金」(道路交通法119条1項2号.)
  自動車運転中の携帯電話使用の法定刑:「5万円以下の罰金」(道路交通法120条1項11号.)

犯罪ですから、逃亡するおそれがある等の具体的事情があれば、「指定場所一時不停止」のみ、「自動車運転中の携帯電話使用」のみでも逮捕されることがある、ということになります。

先に挙げた記事ではこうなっています。
指定場所一時不停止のほうは
被疑者は「違反を現認した警察官が免許証の提示を求めたが、拒否して車を発進させて逃走しようとした」。

自動車運転中の携帯電話使用のほうは
「2012年9月6日」の違反で、被疑者は2015年5月まで「反則金を支払わず、同署が通知書を郵送するなど、複数回出頭を要請していたが応じなかった」。

逃亡行為でなくても、
何度も話を聞こうとしているのに応じない、理由なき不出頭が度重なる、というのが
逃亡のおそれの推認につながることはあり得るでしょう。

 
[PR]
by yoridocoro | 2016-08-07 14:19 | 法律雑学
法曹のバッジ >>